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■マチェフ2005春・レポート <Macef Report>
(レポート:佐藤 陽子 / 2005年1月23日)

マチェフ・ミラノ展は、世界最大級とも言われるギフト・インテリアの総合見本市。17万平方メートルの展示面積に、3,500社以上が参加します。イタリアの最新デザインのトレンドがつかめるトレードショーとも銘打たれていますが、さてさて今回の内容は・・。

マチェフ会場入り口 マチェフ会場
やってきました、「Macef2005」会場入り口です。右の写真は、会場内に所狭しと並ぶ各社のブース。

次回この展示会に行ってみよう!という方の為に、ここフィエラの展示会場までの簡単なアクセスを説明しておきます。

ミラノの中心、ドォーモ広場から地下鉄 M1(赤ライン)で、MOLINO DORINO(モリノ ドリーノ)行きに乗ります。同じホームにBISCEGLIE(ビシェリエ)行きも来ますので間違えないよう必ず終点駅の名前を確認して下さい。

10分ほど乗っていると AMENDOLA FIERA(アメンドラ フィエラ)の駅に着きます。
この駅で降りる人たちは、ほとんどが展示会場に向っていきますので、人の流れに従って歩いていくと、自然に会場の入り口まで運んでくれます。勿論、表示もあります。

今回から1日券が25ユーロ。2日券が40ユーロに値上げされました(お安くないですよね)。オンラインで買うとそれぞれ18ユーロ、30ユーロになりますので、予定に変更がなければ、予めオンラインで買っておくことをお勧めします。
前回のMacefでは、「会場をすべて見なくては!」と気負いすぎて、あてもなくただぐるぐる歩き回り、肝心の目的のブースにたどり着いた時には、ヘトヘトよれよれ状態になってしまっていました。今回は時間もない事だし、前回の教訓を活かし、見るポイントを絞り込んでから、目的のフロアにレッツゴー!
パビリオンは全部で26のフロアからなり、大きく5つのテーマ毎に色で別れています。ブルーはテーブル、キッチン、シルバーウェア、オレンジはホームデコレーション、テキスタイル、といった感じです。

まず入り口に程近いホームデコレーションのフロアを一通り見たあと、何といっても今回の私のメインテーマである「ターボラ、クチーナ エ アルジェンテリア ぺル ラ カーザ(テーブル、キッチン、シルバーウェア)」のフロアへ。
TAITUのブース エミリオ ベルガミン氏
私が以前から大好きで、最近日本でも人気が出てきた「TAITU」(タイトゥ)のブースに目がとまりました。すこし控え目な照明とコットンリネンの若草色の布の上に、無造作に(それも計算の上なのでしょう)並べられた美しい食器の数々。奇をてらった大袈裟なディスプレイをしていないあたり、自信がうかがえます。ミラノのショップでもめったにお目にかかれない、オーナー兼デザイナーの エミリオ ベルガミン氏もMacef展示会とあって会場に駆けつけ、自ら接客されていました。
何故だかとーっても込んでいる「ROYAL BONE CHINA」(ロイアル ボーンチャイナ)のブース。ロイアル ボーンチャイナの食器はデザインが洗練されていてとてもシック。そして営業の方々もお洒落でシック。お客様たちもダークスーツのシックなおじさまとおばさま。でもって、とてもシックとは言えないイデタチの私は「後ろのお花入れてね」とかなんとか言いいつつパチリ、と撮ってもらいました。勿論シックでハンサムなロイアルボーンチャイナの営業マンに。
IVVのブース
続いては「IVV」(イヴヴ)のブースです。美しい完璧なディスプレイに思わず拍手。でも美しいだけではありません。イヴヴのガラス器を一つ一つ見ていくと、使う人のことをとても良く考えられていて、大きさ、形、色が本当にバランス良くデザインされていることがわかります。世界中に大きくマーッケットを広げつつある現在でも、安定した生産とクォリティを保ち続けていることもすばらしいことです。
イヴヴのすぐお隣にあった「BARBINI」(バルビーニ)のブース。ムラーノグラスのモダンなフラワーベースで、イタリアでは良く知られているブランドです。実は私もファンの一人で、今回は以前に見たことのある製品も数多く展示されていたにもかかわらず、やはり時間を掛けて見入ってしまいました。「これ欲しいナー」とか思いながら・・・。
大胆で大掛かりなディスプレイが際立っている「CIVE」(チーベ)のブース。金箔や金粉がふんだんに使われていて、何だかとってもゴージャス!イタリア人は好きなのかな?私を含め一般的な日本人には少し主張が強すぎるように感じるのは、ディスプレイのせいでしょうか。一つ一つの製品を見ると、そうでもないのですが・・・。アラブのお金持ちのお客さんに好まれそうなイメージです。
少し小規模なブースが集まるフロアにきました。あまり知られていないブランドの中にも、興味深いものもいくつかありましたし、日本でよく見かける製品でも、展示会であらためて見直すと、また新鮮に感じられたりします。ディスプレイに凝っているブースもたくさんあり、つい脚を止めて見入ってしまいました。
オイル入れ
写真右はOLIERE (オイル入れ)です。オイル入れとアチェット(酢)入れが一緒になっているタイプで、最近ミラノでは、安い中国製の物がたくさんでまわっていて、どうしても高価になってしまう国産(イタリア製)の物が残念ながらすっかり影をひそめています。

でもやはり、デザインの美しさが違います。
オリーブオイルとアチェットは、言うまでもなくイタリア料理には欠かせないもの。サラダにかけ、パスタにかけ、魚にかけ、肉にかけ、時にはデザートにだってかけます。いつもテーブルに出てくる主役には、やはり美しい容器がふさわしいのです。

「GIOVACCHINO BARNI」は、トスカーナのプラトで1853年からガラス容器を専門に作ってきた老舗のメーカーです。現在でもOliereの他に、Damigiane(葡萄酒の瓶)、Vasellame(ガラス食器)、Candeliere(燭台)など数多くのガラス容器を製造しています。
さて、今回の「Macef2005」は、やはりイタリア国内の不況の煽りで、総体的に盛況とはいいがたい様子でしたが、まじめによいデザイン、高い水準のものを作り続けているメーカーは、景気の変動とは関係なく顧客がいて、展示会のブースも賑わっていました。ある意味不景気によりメーカーも自然に淘汰されたという感じなのでしょうか。

今回、見たメーカーの中からも、近いうちに皆様のお手元に届けられる商品がでてくるかもしれません。ぜひお楽しみに。
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