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■La Vetrina 〜2005年春ミラノのショーウィンドー〜
 (レポート:佐藤 陽子 / 2005年4月)
Primavera(春)です。 ショーウィンドーの中も優しく暖かく、春の色、春の素材。

オフィス街でもあるヴェネツィア通り、マンヅォーニ通り、そして高級ブティックが立ち並ぶモンテナポレオーネ通りやスピーガ通り、ここちよい朝の光りにつつまれながら、のんびりミラノの中心街を歩いてみました。

この季節のミラノのトレンドは、Paglia(麦わら)、Erba giovane(若草)、Fiori(季節の花)、uccellini(小鳥)からのイメージ。やわらかい陽射しの中のガーデンパーティやピクニック。「自然の中の楽しい語らい」が、一つのテーマとして目に留まりました。

一つ間違えると甘くなりすぎるグリーン、アイボリー、オレンジ、ピンク等の春の色も、上質な素材の選択と計算されたディテールとで、シックなミラノファッションとなります。
VALENTINO(ヴァレンティノ)

小鳥がさえずり、花が咲き誇り、そして美しいシルクのドレス。
ヴァレンティノといえば真紅のドレスが有名ですが、オレンジやピンクなど、ほかの色もとても美しい仕上がりです。

ドレスを着る機会が多いイタリア上流階級社会では、彼はなくてはならない存在と言えます。
ヴァレンティノ
フェラガモのバッグ

Salvatore Ferragamo
(サルヴァトーレ・フェラガモ)

下半分が籠になっているハンドバッグ。
アイデアの可愛さににっこり。造りの丁寧さにに脱帽。
今すぐこのバッグを持って小旅行
に出掛けたくなります。

ジル・サンダー(01) ジル・サンダー(02)
JIL SANDER(ジル・サンダー)

ドレ−ピングとギャザーが美しいジル・サンダ−のサンドレス。
軽く優しいピンクのシルクをクールにきめるのが、ミラノスタイル。
アルベルタ・フェレッティ(01) アルベルタ・フェレッティ(02)
ALBERTA FERRETTI(アルベルタ・フェレッティ)

いつも一貫して、フェミニンな女性のファッションを作り続けているフェレッティのショーウィンドー。
パトリツィア・ペペ(01) パトリツィア・ペペ(02) パトリツィア・ペペ(03)
PATRIZIA PEPE(パトリツィア・ペペ)

最近、人気がでてきたマンヅォーニ通りにあるパトリツィア・ペペのブティック。
可愛い小花模様を大人のカジュアルウェアとして着てみましょう。
ホーガン(01) ホーガン(02)
HOGAN(ホーガン)

カラフルで遊び心いっぱいのショーウィンドー。
夏のヴァカンスが待ち遠しくなる、ホーガンの靴とバッグです。
そして、もう一つの気になるトレンドは、elementi retro(レトロの要素)と、cenni etnochic(民族的なニュアンス)。

往年のロックスターの普段着であったり、アジアやアフリカの民族を感じさせるプリントであったりと、表現は様々ですが、「自らの心地よい時空に戻る旅」という大きなテーマに沿った流れもあるようです。
プラダ(01) プラダ(02)
PRADA(プラダ)

暑い夏のお気に入りのワンピース。
幼い日のノスタルジアがそのまま大人の服になるとこんな風になります。
襟ぐりのライン、素材、配色。すべてがバランス良くまとまって、さすがプラダです。
ミュウミュウ(01) ミュウミュウ(02)
miu miu(ミュウミュウ)

「ヒッピーシック」と名付けましょう。
60年代のプリント、効果的に仕切られたパレットとアンフォルメル派の絵。
アクセサリーやベルト等の小物使いもミュウミュウらしく可愛くお洒落です。
ラ・リナシェンテ(01) ラ・リナシェンテ(02)
Magie D’Oriente・・・オリエントマジック。ミラノのデパート「ラ・リナシェンテ」の春のテーマです。東洋の静かな安らぎの心をあなたのために、ということらしいのですが、仏像の微笑みが、私にはちょっぴり怖かったです。
最後に、この季節のトレンド、毎年必ず注目されるのが bianco bianco bianco(白・白・白)のコーディネート。ミラノのお洒落の上級者は、夏を待たずに白を着ます。
サルヴァトーレ・フェラガモ(01) サルヴァトーレ・フェラガモ(02)
Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ・フェラガモ)

上質なシルクのフェラガモの白いスーツとシャツとスカート。
ゴールドのバッグや春色の靴が、白の美しさをひきたてて、とても上品です。
ジル・サンダー(01) ジル・サンダー(02) ジル・サンダー(03)
JIL SANDER(ジル・サンダー)

ジル・サンダーの白いトレンチ、白いシャツ、白いスカート。
文句なくかっこいいです。このコートを着て、背筋を伸ばしてシャキっと歩きたいですね。
日本と違って、イタリアの太陽は、お肌を「美白」に保つことを許してはくれません。せめて夏に向かって、日焼けした肌に真っ白なコットンやリネンの洋服を、さわやかに着こなしたいものです。

(fine)
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