プラダ、ジャンニ・ベルサーチ、ヒューゴ・ボスなど、有名ブランドの製品を手がけるV2社。イタリア頑固職人のひとり、ルイジ・ベルガ氏にインタビュー

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リバーシブル ラップケープ 01
リバーシブル
ラップケープ 01
(ダークブラウン/
ブラック)
リバーシブル ラップケープ 02
リバーシブル
ラップケープ 02
(ライトブルー/
ライトグレー)
リバーシブル ラップケープ 03
リバーシブル
ラップケープ 03
(ダークグレー/
グレー)
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イタリアの職人気質 ルイジ・ベルガ氏インタビュー
V2社、工場内の風景
プラダ社の60%のOEM生産を手がける
高い職人技術と生産力を誇る
ミラノ中央駅に程近いカバルカンティ通り、ここに「モノ作り」にこだわり、上質のダブルフェイス生地を得意とする縫製工場、V2社があります。
高度な職人技術を持つ工場は、このところイタリアにおいてでさえも少なくなりつつありますが、ここ V2社には、今もなお、妥協を許さぬ職人魂が工場全体に息付いているといいます。
物理学者アインシュタインを彷佛させる風貌の彼、ルイジ・ベルガ氏は、自他共に認める「イタリア頑固職人」のひとり。彼の「モノ作り」へのこだわりによってこそ、1976年の会社設立以来、V2社は、イタリアアパレル界を代表する、品質の高い量産縫製工場としての地位を確立してきたと言えます。
現在 V2社は、プラダ社の60%のOEM生産、アスプレイ、マダム・グレ他、有名ブランドの製品を中心に、従業員数30人で月産1200枚の生産を行っています。
「職人気質と生産力」、これぞイタリアの工場なのです。
この冬より、V2社のベルガ氏とトラノイとの共同企画による新ブランド「VERGA」の日本での販売を開始することになりました。VERGAの販売方法は、日本国内の展示会での販売と、トラノイでのインターネット販売の2通り。今回、インターネットでのお取り寄せ第一弾として、フリーサイズで、いろいろな洋服にも合わせやすい「リバーシブル・ラップケープ」を期間限定で販売いたします。
 
「VERGA」の日本でのリリースにあたり、V2社の社長でもあるルイジ・ベルガ氏にお話をうかがいました。
<ルイジ・ベルガ氏 インタビュー>
V2社では現在、おもにプラダ社の製品を生産していますが、いつ頃から始めたのですか?
(ベルガ氏)プラダ社の仕事は5年前からスタートして、現在はOEM生産で年間5000着を生産しています。又、ミラノコレクションのショー用サンプル製作も手掛けているんです。
OEM生産とはどのようなことですか。
各ブランドから渡されるデザイン企画書に基づき、生地や付属品の手配から購入、裁断、縫製、仕上げ、発送まで、全ての工程を引受け、完成品として販売店に供給するシステムです。
V2社にとって、プラダ社が初めてのOEM生産となったわけですか。
いいえ、我々は10年前から本格的にOEM生産に取り組み、今までにジャンニ・ベルサーチ、ヒューゴ・ボス、ミラ・ショーンなども扱ってきました。
こだわりのある素晴らしい洋服を世界に送りだしているブランドばかりですね。さて、こだわりと言えば、V2社はダブルフェイス生地の縫製を得意とされていますが、一般の既製服との縫製上のちがいはあるのですか。
もちろんです。ダブルフェイス生地というのは文字通り2種類の生地を張り合わせて1枚にした生地ですので、その生地の性質を活かした縫製が必要になってくるわけです。具体的にいいますと、まず、裁断した生地を縫いしろ10mmのところまで開きます。そのあとは、表面をミシン縫いして裏面はひたすら手でまつり縫いをしていきます。特に衿や袖付けは、のび止めテープを差し込みながら組み立てていく、究極の職人技が必要となってくるわけです。
今回トラノイのためにセレクトされたこのケープもダブルフェース仕立てですが、デザインポイントをお話ください。
このケープは、まず上質な素材の良さを表現しやすいデザインだということです。円形に裁断された1枚の布を羽織るような感覚で着ていただきたい。自然に落ちるドレープも美しく、どんな体型の方でもとてもエレガントに装うことができるデザインだと思います。ですから、トラノイのWebに掲載する写真も、スタイルの良いプロのモデルなどは使わずに、普通の何処にでもいる人が着た写真を掲載する方が良いでしょう。
店長に伝えておきます。さて、この品質からみてプライスがとてもリーズナブルに感じますが。
我々がイタリア以外の人に我々の作った洋服を着て欲しいと思った時、今まで必ず障害となって立ちはだかってきたものに「内外価格差」という問題があります。
 我々が作る洋服は熟練された職人による手作業も多く、素材も良いもを使っています。プライスも、ある程度は普通の既製品より高くなるのは当然です。
 では、なぜそれがイタリア国内では売れて、外国では難しいのか。一つの要因として考えられるのは、多くのエージェントの仲介等によってプライスが跳ね上がり、元の商品に対して適切なプライスでの販売がされず、消費者にとっては正に不当とも言える価格で販売されていたという事があります。
 そして、今や消費者は、本物を見抜く目を持ち、適切な判断を下せる冷静さを持っているのです。ですから我々は、全く間にエージェントを通さずに、直接消費者へ向けての販売を始めようとしているわけです。このケープを安いと感じるのであれば、それは「安い」のではなく「正しい」プライスであるということなのです。
今後「VERGA」のコレクションを、大々的に日本でプロモーションする予定がありますか。
我々は常により多くの人に我々が作った洋服を着て欲しいと思っています。どのようなかたちで販売していくかについては、現在、スタッフと検討しているところです。
 何れにしても大々的なプロモーションというよりは、日本の消費者の方々の声を聞きながら、少しずつファンを増やしていくようなかたちで進めていきたいと思っています。その一つとして今回のようなインターネットでの販売にも非常に興味を持っています。
  我々トラノイスタッフも「VERGA」の商品を扱えることをとても嬉しく思っています。また、今後のコレクションも楽しみにしています。有難うございました。
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V2社 社長 ルイジ・ベルガ氏
イタリア頑固職人の一人、
V2社社長 ルイジ・ベルガ氏
プラダ社のOEM生産を請け負う
VERGA第一弾のラップケープ
ダブルフェイスのアンゴラ・カシゴラ混素材
VERGAロゴ
ケープを広げたところ
ケープの仕上がりをチェックするベルガ氏
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